中小企業の大手/大企業への対抗

従来の業種や国の垣根を越えて競争が激化しています。中小企業でも大企業やグローバル企業と戦わなければならなくなったり、安泰だったニッチ市場、ローカルな市場にまで成長を追求する大手企業が参入してくるようになりました。IT化やグローバル化の時代、お客様側も大きく変化しています。

中小企業の経営戦略の定石として、局地戦となるような小さな市場を選びそこに集中する、大企業と戦うことは避け独自の路線を行く、といったものがあります。しかし昨今では様々なコストが下がり事業展開がしやすくなり、大手企業でも小さな市場に参入することが増えてきました。ニッチ市場だと思っていたら、そのニッチ市場専門で世界展開をする企業が参入してきたということもあります。

また、大企業やグローバル企業はその資金力を活かして経営戦略やブランド作り、ITに外部の専門サービスを活用したり、積極的に経験あるプロフェッショナルの中途採用を進めていたりして、戦っていくのに非常に手ごわい相手です。

中小企業が大手/大企業に対抗するポイントとしては、大手に先んじるようにスピードを高める、大手が採りそうなスタンダードな施策を想定して大手がやらないような施策をする、従来の枠組みを壊す破壊的な技術と言われるITやビジネスモデルを逆に検討してみるといったことがあげられます。