成功確率の高い新規事業

社歴の長い企業などでは本業が強く、長きにわたって本業のみでやってきたものの、既存市場の縮小を見て次なる収益の柱を作りたいということで新規事業に取り組むことも増えています。

事業は何でもそうですが、顧客を獲得するのが一番大変です。新規事業を企画するにあたっては、まっさらの状態から新規事業を考えてしまいがちです。ゼロベースから考えるという意味では拡がりや成長する可能性がありますが、顧客の新規開拓から事業を始めることになると大変です。

一方、すでに持つ既存顧客に販売できる新規事業を企画するなら成功確率は上がります。事業開始時にある程度のアプローチできる顧客基盤があるわけですし、新規事業の企画時にヒアリングをでき反応を探れますし、テストマーケティングまですることができます。新規事業が上手い企業では同一顧客に次々と新たな提案をしているのを良く目にもします。

成功確率の高い新規事業を始めるポイントとしては、既存顧客基盤向けに考えてみる、新規事業企画時に既存顧客に可能な限りヒアリングする、テストマーケティングも行い事業全体を一通り確認するといったことがあげられます。